ゲド戦記

仕事帰りにゲド戦記を観に行ってきた。
きっと混んでるだろうと思ったら予想以上に激混み(汗)。
あんなに混んでる映画館はホント久しぶりだった。
さすがジブリってすごいです。
とはいえ宮崎駿氏の作品ではないので、過剰な期待はしちゃいかんだろうと思って観てみたんだが…
全体的な評価から言うと、☆5つ中、☆2つ半てとこ。
ホントは☆2つで十分なんだが、きっと息子なりにがんばったんだろうということで。
100点満点で言うなら48点てとこだろうか…。そんな感じ。(これでも相当甘いくらい)
いつものジブリ作品を観るつもりでファミリーなんかで観に行っちゃったりしたら、多分子供は2時間ガマンすることはできないんじゃないかと…。
ここから先は観る予定の方は読み飛ばしちゃってください(ネタバレあり)。


















全体的に映像が暗く、昔のジブリ作品ぽく感じたのはどうやら意図的なものがあっての事みたいなので、それはいいと思うんだけど、脚本甘いっす。
何がいけないって多分脚本が一番いけないんじゃないかと。
ストーリー展開も淡々としていて、音楽も久石氏でないからかどうも記憶に残りそうにないものばかりで気分も盛りあがらない。
最近他の作品でも文句を言ったことがあるような気がするんだけど、とにかく内容については説明不足。
話の内容自体(テーマという意味で)は良い話なはずなのに、それがすごく残念。
一番ワケわからないのがなぜテルーが竜なのかというエピソードや説明が一切ないこと。
原作を読んだことがない私にはさっぱり理解できなかった。
更にアレンが父を殺したことに関しても、最後まではっきりすることなくあやふやで終わり。
悪かった点を上げるとキリがない。あまりにも説明が足りないので激しく消化不良起こしました。
今後に期待するしかないんだろうか…。
お父さんとはいえ駿氏と比較してはあまりにもかわいそうな気もするので、お父さんの作品と比較するつもりはないが、ジブリの意向としては今後一子相伝(五朗氏に)を考えているとかで、初監督作品とはいえこの程度の出来映えではそれはどうなんだろうと思えてならない。
つーか一子相伝北斗の拳じゃないんだからさ…。
本作については原案はお父さんが書いたものの、制作はノータッチだったらしいので、今後は本作をしっかりお父さんにフィードバックしてもらって次回作に繋げてほしい。
お父さんが偉大すぎるのはある意味辛いだろうけど、それを覚悟で出してきたんだろうから、酷評が多そうな作品ではあるけど、ジブリ好きの私としては今後ぜひ頑張って頂きたいと思います。
何となくテンション下がったので明日は家で『ハウルの動く城』を観ようと思う(笑)。


    
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