ユナイテッド93

仕事帰りに『ユナイテッド93』を観てきた。
911をお涙頂戴風に描かれていたら何の興味も持たなかっただろうが、これは全編に渡ってドキュメンタリータッチということで観てみた。
出演者も同時の管制官など本人をそのまま多数使っており、エンドクレジットでは役名の横に「as himself」がやたら多かった。
それだけリアリティを追求したかったんだろうか。
しかし不思議なのは何で墜落して全員死亡しているのに機内での話があそこまで描けるのかってこと。
フライトレコーダーがあったとしても、そこまで刻銘にわかるものではないんじゃ…という気がしないでもない。
ある程度はフィクションなのかもしれないが、どっちにしろ乗客や乗員が気の毒でならないのはたしか。
テロが許されない行為であることには違いない。
ただ…、これだけのテロをなぜアメリカが受けなければならないのかというところに戻ると、結局のところ事の発端はアメリカにあるとも言える。てかどう考えたってアメリカにも問題がありすぎる。
テロの死者はある意味アメリカという国家の犠牲になったと言っても過言ではない。過言じゃないというか実際そうとしか思えない。
シリアナを見ても、この実際のテロの映画を見ても、結局はアメリカの利権が常に絡んでいて、テロの被害者が悪くないのは言うまでもないが、テロの被害者でもあると同時にアメリカ合衆国による被害者でもあると思えてならない。
でもこれで反省するような国じゃないよね…、当然ながら。
何言ったって自分が一番な国だもん。
そんな国の言いなりな日本て…、どうなんだろう。
いつまで金魚の糞な国でいる気なんでしょうね。


    
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